Category: 会員コラム

「生成ＡＩの登場と作文の未来」 毎日新聞和歌山支局長・福田 隆 　チャットＧＰＴに代表される生成ＡＩが注目を集めている。ネット上などにあふれるデータを活用し、文章やデザインなどを形作るその機能は、さまざまな問題をはらみつ

「新聞の香り」 共同通信社和歌山支局長・清水昭範 　「通信社」。最近はかなり通じるが、駆け出しのころは、取材相手から電気屋やチケット販売会社とよく間違われた。紙面がないのを嘆いたこともあったが、通信社の記事は全国の新聞、

「新聞コラムを読む」 共同通信社和歌山支局長・川田隆昭 　これが商売なので、新聞は基本的に毎日目を通す。どんなニュースがあるのかなと１面から順にめくって、おやっと思う見出しがあれば顔を近づけて読み始める。「アボカド品薄」

「目で耳で…指先で感じる新聞」 産経新聞和歌山支局長・小畑三秋 「新聞踏んだらあかんで」 　幼い頃、父からそう言ってよく叱られた。印鑑や名刺の文字を書く仕事をしていた父にとって、文字の書かれている新聞を足で踏まれることが

「物差しとしての新聞」 毎日新聞和歌山支局長・木村哲人 　新聞社の職場体験として、大学生や中学生を預かることがあります。取材を経験し、実際に記事を書いてもらうことを主眼に置いていますが、プログラムの合間に、新聞各紙の読み

For whom the newspaper tells 和歌山市立教育研究所学力向上推進員・西川厚子 　橘 黄ばむ頃、一周忌の法要を終えてようやく母の箪笥に触れることができた。 そっと抽斗を引くと仄かに白檀が香り、馴染

「新聞はつまらないか」 読売新聞和歌山支局長　松本航介 　上の息子は今年、中学２年生になる。成績はまあまあ。陸上部でマラソンを頑張っている。今どきの子どもらしく、スマホには熱心だが、新聞はあまり読まない。なぜ読まない。理

「広げたい！新聞に親しむ学校教員の輪」 和歌山大学教職大学院准教授　須佐　宏 　私は毎朝必ず新聞に目を通す。いつからだろうか。 小学生の頃、小学生新聞を手に取って読んでいた記憶がある。それは、「小学生」と冠をつけられた新

「新聞は信頼されているか」 朝日新聞和歌山総局長　武部真明 　最近、中学生と新聞について語り合う機会がありました。そこでのやりとりを通じ、考えさせられたことがあります。それは、「ほんとうに新聞は信頼されているのか」。 　

「ＮＩＥ実践」のすゝめ　～新聞を取り入れた教育活動～ 和歌山大学教職大学院客員教授 貴志年秀 　はじめに 　新しい学習指導要領では、小中学校とも教科学習全体の理念を表す“総則”に「新聞」の記述が初めて盛り込まれた。今回の

「新聞に触れる」 時事通信和歌山支局長 小山内康之 　　　　　　　　　　　　　 　日本新聞協会は毎年、新聞の接触状況や評価を分析するため、「新聞オーディエンス調査」を発表しています。直近の調査によると、新聞に毎日触れてい

「海外特派員の仕事」 共同通信和歌山支局長　名波正晴 　海外特派員というと、どんなイメージをお持ちだろうか。大国の思い渦巻く国際会議の場で首脳に質問を浴びせる、地球規模でうごめく金融マネーを追う、テロの凄惨な現場に立つ…

「ごった煮の効用」 読売新聞和歌山支局長・辻美弥子 　10年ほど前、数字のパズル「数独」にはまっていた時期がある。仕事の合間の気分転換に、夕刊や日曜版に掲載されている新聞各紙のパズルをせっせと解いていた。そんな中、数独コ

「記者の面白さって」 毎日新聞和歌山支局長 麻生幸次郎 　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　 　今の立場になって、小中学校などで「出前授業」をさせていただく機会が結構ある。選挙や行政、事

「新聞は意外としぶとい」 日経新聞和歌山支局長　細川博史 　新聞の危機が叫ばれて久しい。だが新聞はしぶとく生き残っている。なぜだろうか。 　私事で恐縮だが、私は約２０年前、某大手ＩＴ企業のシステムエンジニアから新聞記者に

「毎朝のお楽しみ」 産経新聞和歌山支局長　　栗川喜典 　新聞で真っ先に目を通す面はどこですか。１面？社会面？地域面？政治面？経済面？国際面？運動面？生活面？それともテレビ欄？いろんな読者の関心に応えるように様々な分野の記

「網棚の新聞に手を」 朝日新聞和歌山総局長 中谷　和司 　昭和５０年代半ば。私は奈良の冴えない男子高校生だった。下校時、電車に乗ると網棚のあちこちに読み捨てられた新聞が残っていた。一般紙もあれば、阪神一色のスポーツ紙、関